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江戸時代の木造住宅
2020-11-13
カテゴリ:工務・設計
先日、甘楽町のある場所へ敷地調査に伺った際、
こんにゃくパークの近くで、小幡という地区があり立ち寄ってみたところを紹介します。
群馬県史跡に指定され旧小幡藩武家屋敷・松浦氏屋敷であります
建物の建築年代は江戸時代(1603~1867年)後期の18世紀中頃らしく
建物は木造平屋建て、屋根は寄棟造り・茅葺で外壁は土塗です。
専門書で調べたところ、小屋組は叉首(さす)構造といい釘を使わないものとなっています。
以前家族旅行で訪れた世界遺産である白川郷の茅葺屋根の小屋組に似ていました。
また、庭園は錦鯉が泳ぐ池・築山・庭石・松等の植栽が見事でした。
近くには、群馬県内唯一の名勝(大名庭園)楽山園があり、
心安らぐ庭で、「庭園美」の極みです。
江戸時代と変わらない景色の中で、ゆったり静かなひとときを過ごしてみたいですね。
一瞬でしたが、江戸時代にタイムスリップしたかのような武士の生活環境を感じました。
機会がありましたら、是非、観光にいかがでしょうか。 設計・工務部C