スタッフブログ
たまご屋さんと土蔵
2021-09-24
カテゴリ:工務・設計
私がよく立ち寄るたまご屋さんを紹介します。
高崎市下里見町の国道端にある三喜卵太郎というお店です。
黄身がオレンジ色で濃厚で甘みがあります。
一度食べたら病みつきになってしまうほどの驚きの卵です。
店内にはプリン・シュークリーム・カステラなどのスイーツもたくさん有ります。
敷地内お店の隣には見事な土蔵が建っています。
どんなお宝が眠っているのでしょうか?
蔵の街というと、倉敷・小江戸川越・喜多方などが思い浮かびます。
この建物の特徴は外壁の腰壁・窓・扉です。
腰壁は「なまこ壁」といい、壁面に平瓦を並べて貼り、
瓦の継ぎ目に漆喰をかまぼこ形に盛り上げて塗る工法で、
その形がナマコ(海鼠)に似ていることから名が付いています。
窓・扉は段をつけて漆喰で塗り固めた「掛子塗り」で造られています。
当時でこのような幾何学模様をデザインしたことと左官技術はかなりレベルが高かったと感じます。
今ではこれを造れる職人さんは全国でも数人しかいないようです。
建物の建築年代は江戸時代後期のものの様で、〇〇家の富・権力の象徴を感じます。
機会がありましたら、おいしい卵を買って、土蔵の見学はいかがでしょうか。
設計・工務 C